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「遅くなってすみません」 「薫は?」 中川に促され着席する僕に 顔をしかめてお父様が尋ねる。 「急な御用でお出かけに」 「まったくしょうがない奴だ」 門前でエンジンを吹かしながら 巻毛の白雪姫を乗せたバイクは走り抜けて行った。
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