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「薫お兄様こそどちらへ?」 しなやかな身体にぴったりと沿うブラックレザー。 フルフェイスのヘルメットを片手に 体勢はあきらかに玄関ホールへと傾いている。 「もう食事が始まりますよ?」 抜けるように白い肌。 白雪姫みたいな愛らしい唇に浮かぶのは 「ふざけんな、パスだ」 残念ながら まったく人を寄せ付けない猛毒の冷笑。
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