2人が本棚に入れています
本棚に追加
/20ページ
ネ「……お父様が…。」
「…親父が?」
ネ「心配してくれるまで…帰らない。」
さっきの強気は何処へ行ったのか…。
泣きそうな顔で呟いたコイツを見て思った。
私に似ているんだ…と。
「あんたも…親に愛されなかったんだ…。」
ネ「…っ、うるさいっ!アンタはなんなんだっ、わかったような口聞きやがって…どうせっ…。」
「私には…あんたの苦しみがわかるよ。だって、私もそうだからね。」
ネ「同情なんか…っ!」
「同情なんてしねぇよ、哀れだと思うだけだ。同情なんかされても嬉しくもないし、報われもしないからな。」
最初のコメントを投稿しよう!