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「馬路須加…か。」 春という新しいことがたくさん起きる季節。 綺麗な桜を咲かせ、新しい地に一歩を踏み出し、新しい出会いが来るのだろう…。 でも、私からしたら…いらない季節だった。 「真衣…。」 ギュッと首にかかった赤い鎖を握り締めて私は一歩ずつ足を進める。
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