三つの星の下で、君に誓う

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瞳に涙を貯めながら、肩で息をするかれん。 そこでやっと俺はハッとした。 彼女の気持ちも知らず、俺は何を言ってしまったんだろう。 あんな言葉を、胸に大事に閉まっていてくれていたのに。 途端にいたたまれなくなって、かれんの腰に手を回し自分に引き寄せた。 「……ごめん」 俺の胸に密着するかれんの頭に手を乗せ、もう一つの手で強く抱き締めた。 「あたしは……っ、ミコちゃんからの言葉だから頑張ろうって思えたの。 だから……あの言葉を否定しないで……」 途切れ途切れに話すかれんが可愛いくて、愛おしくて。 どんどん気持ちが満たされて、どんどん高ぶっていく。 「……っん」 気付けば再度、唇を塞いでいた。 先程熱を帯びたそこはすっかり冷めていて、もっともっと俺で一杯にしたかったから。 「ん、……っ」 合間に漏れる妖美な息が、俺の脳を痺れさせる。 「好きだよ。 かれんは?」 深くなる前に自制して、至近距離でかれんに囁いた。 だってまだ聞けていない。 なぁ、言って。 今度は誤魔化さずに。
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