第1話 かえして私の日常

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痺れを切らしたのかなにか 恐ろしいもの(予想)が叫んだ。 当然私も叫んだ。 そして反射的に振り返ってしまった。 「....は?」 網戸の向こうには確かにいた。 でも恐ろしいものではなかった。 ....男の子....?が、立ってた。 「....そっか。変態か。なんだお化けとかじゃなかったよ。良かった良かったお巡りさん助けてぇ!!!!」 「お前1回黙れよ落ち着け!!」 「落ち着けるわけないでしょ!?こんな夜にいきなりベランダに人が立ってたらビビるわ!!なんなの覗き!?だから変態!!」 「変態じゃねぇよ俺の話を聞けぇ!!」 散々怒鳴りあってやっとお互い黙る。 なんか叫びすぎて疲れてきた。 なんなのこの男の子は。 見たところ私と同い年くらいに見える。 目がクリクリしていて よく見るととても整った顔をしていた。 「とりあえずさ、俺がここにいる理由はちゃんと話す。だから1回中に入れてくれ。」 「やっぱりへんた「ちげぇよバカ!!」 あまりにも困った顔をしていたから 普段冷静なら絶対しないが、 私はこの男の子を部屋にいれることにした。 危害を加えようという意思も 見えなかったし、なにより近所迷惑だ。 両親が今旅行に行ってて ほんとに良かったよ。....あれ? それってかなり危険なんじゃないか?
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