第1章

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桜の花が散り緑豊かな葉桜となりつつある4月下旬、私は日本の地に降り立った。 「ここが日本か~」 キャリーバック特有のカラカラいうと音を鳴らしなが空港から出てきて、 鼻からこれでもかという程の空気を肺に送り込み口からゆっくりと吐き出す。 飛行機での長旅で疲れた体を伸びをしてほぐすとポケットから四つ折りの紙を取り出した。 えーっと……、 これは一体……なに? 紙を広げた私は言葉を失った。 確か日本に着いてからの新しい家までの地図って聞いてたんだけど。 いや、うん…確かにこれも地図だよ。 だけど私が思ってたのと違いすぎる!
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