エピローグ

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頭を下げ続けるシュウザを他所にクルド達は互いに顔を見詰め合う。 「待ってくれ……俺の力が必要ってどう言う事だ?」 クルドがシュウザに問い掛けるとシュウザは重々しく口を開く。 「……今は何も言えない……全ては王都、ニクサスに着いてからだ」 シュウザは苦々しい顔をして絞り出す様に言った。 クルドはそんなシュウザの様子を見て暫く思案する。 (クルドよ……どうする?) レオからの思念に答えず、クルドは口を開いた。 「正直、何をするのか解らないのなら引き受ける気になれん」 「……そうか、無理を言って済まなかった」 シュウザが謝罪をするが、クルドは片手を上げて制した。 「だから、王都に着いて……それが手に余る事ならその場で断るが、どうにか出来そうなら引き受けても構わない……王都に着いてから答えを出しても良いなら、お前と共に北方大陸に渡ろう」 クルドの言葉を聞いて、今度はシュウザが思案する……そして…… 「解った、それで構わない……無理を言ってるのは俺の方だ……それで来てくれるだけでも有り難い」 シュウザの答えを聞いてクルドはニヤリと笑う。 「決まりだな」 「ああ、決まりだ……それじゃあ早速、俺達のドラゴンに乗ってくれ……直ぐにでも出発するぞ」 シュウザはそう言って促した。
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