第1章 あとがき

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私、山河苺が書きたかったのは、本能寺の変は、光秀の裏切りだけでなく、その裏にきっとあの安土城に天皇を移り住ませたいと考えていた織田信長に対する さまざまな方面からの反対があり、 結局は討たれてしまった、と考えています。 それを書けたらな・・・と思っていました。 それならば、タイムスリップものではなくて、美加ちゃんのような存在をくノ一のような情報を持っている若い女性などでもおもしろかったかな・・・とは途中で思いました。 でも、美加ちゃんが言った この日本の歴史上、最も独創的で惹かれる男性という言葉は、美加ちゃんがタイムスリップしてきた女性でないと言えないですよね。 それを言わせたかったから、やはり美加ちゃんは現代から来ないといけないのかもしれないですけれども。 大好きではまったドラマ 「JIN仁」も、いまいち納得できないタイムスリップ方法だったし、 ずっと昔にあった ドラマ「幕末高校生」も雷が落ちたとか、嵐が起きたとかそんな設定でタイムスリップしちゃうし、 許されるかなと思いました。 「戦国自衛隊」もそうですしね。 美加ちゃんはとくに美人ではなく、ふつーという設定な女の子です。どこにでもいる普通な女の子で、ちょっと歴史マニアという女子大生です。 どのタイムスリップものも、現代に帰るけれど、帰らないという結末になっちゃいました。
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