つまらない世界よ、さようなら

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さて、髪の毛オーケー服装オーケーお財布オーケー包丁オーケー遺書オーケー。 標的は10m前を多くの女の子を侍らせて下校している俺の腹違いの弟だ。 天は二物を与えず、とはよく聞くが奴を知ったら出鱈目だとはっきりわかるだろ。 当然ながらイケメンである。笑顔で道端の女性を一目惚れさせれるレベルで、学校中の女子から告白された伝説を持っている。 さらに勉学もできる。テストで満点以外をとっているところを俺はついぞ見ていない。 運動能力も半端ない。ほとんどの競技でインハイレベルのポテンシャルを持ち、所属しているサッカー部ではチームを全国優勝に導いている。 そして性格も非常に良い。普通なら色んな奴に嫌われたり敵視されたりしそうなものだが、清く正しく優しく指導力もある奴は万人に好かれているのだ。 親は財閥のトップで、世界の長者番付でも常に名前が載るほどの金持ち。
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