676人が本棚に入れています
本棚に追加
「…兄さんの味がします」
なっ、何言って…
そう言いながら指から指へ、そして指の間まで丹念に舐める碧の舌が這う度に、俺はいつしかビクビクと反応していた。
「あっ、ぅん…や…」
「こんなことで感じるなんて、そんなに父さん達のセッ ○クスに興奮してたんですか?」
耳許で囁いた碧の言葉に、俺の心臓はドキリと跳ねた。
「夜な夜な父さん達の寝室の前で聞き耳立てながらオ ○ナニーしてること、俺が知らないと思いました?」
「ぉ、まえ、見て…たのか?」
いつから?
全然気づかなかった。
それだけ俺も夢中になってたってことなんだろうけど、それでもあんなことをしていた所を見られてたなんて恥ずかしい。
それに何より…。
「これでまた一つ弱味を握られたと思ったでしょう?」
ギクリとして、恐る恐る碧の顔を見ると、碧がニヤリとほくそ笑んだのが分かった。
「勿論、最初から最後、兄さんのが壁に飛び散る瞬間まで動画に収めさせて頂きましたよ」
「ど、動画って…。やめろよ、そんなの早く消せ!」
「それは兄さん次第です」
「なんだよ、それ。どうせ、セッ ○クスさせろとか言うんだろ?」
こいつの考えそうなことぐらいよく分かる。
ていうか、こいつがそれ以外のことなんて考えてるわけがない。
「してもいいんですか?」
「いいわけあるか!」
速攻で言い返した俺をクスリと笑って、碧はもう一度俺の腕を掴むと少し萎えかけた俺の股○間を触らせた。
最初のコメントを投稿しよう!