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美味しい!
でも、あれ?
いつもよりもちょっと塩コショウが効いてるな。
しかもよく見たら、ご飯を包んでる玉子も所々破れてるし。
父さん、いつもキレイに包んでるのに。
急いでたのかな?
でも、ま、いっか。
愛情伝わってきたし。
いつもは名前しか書いてくれなかったのに、今日はLOVEだし!
ふふっ。
とうとう俺の時代きた?
父さん、やっと俺の魅力に気づいてくれた?
LOVEにかんぱーい!
そして明日、すんごく美味しかったって言おう。
んでもって、「いつもありがと」なんてギュウゥって抱きしめて言っちゃおうかな。
なんせ、父さん、俺にLOVEだから。
ここは一つ親子関係利用して抱きしめちゃってもバチ当たらないんじゃない?
更にさりげなく高臣さんに渡さないアピールも出来るし。
グヘヘ。
完璧な作戦。
さすが俺。
そうと決まれば風呂だ。
明日は早起きしなくちゃな。
食べ終えた食器を洗うと、俺は足早に風呂場へと向かった。
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