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バカやろ…、なんてことすんだよ…
おかげで一気に…
「あ、あん!んっ、はぁっ!…あ、おい…」
「兄さん、俺、もう無理そう、です…」
「…っ、おれ、も…」
「じゃ、一緒にイきましょう」
そう言って、碧がスピードを上げると俺たちは同時に果てた。
「はぁ、はぁ、はぁ…」
やっちまった…
二人分のにまみれた手を見て、俺は項垂れた。
しかもあんな疑似セッ ○スでイかされるとは…。
変な声も出ちゃってたし…。
「…兄さん、どうでした?痛いことなんてしませんでしたよ?」
「そりゃ、痛くはなかったけど…」
「けど?まるで、セッ ○スしてるみたいでした?」
「はあ!?せ、セッ ○スみたいだったとか思ってねーし!」
「のわりには、可愛い声出てましたよ」
真っ赤になった俺をクスリと笑って、碧がイジワルく言う。
「か、可愛い声とか言うな!」
「クスッ。やっぱり兄さんは可愛いです」
「だから、可愛いとか言うッ!!」
睨むように見上げた俺の唇を、碧が塞いだ。
な、なんなんだよ、こいつはもう!
俺はまだまだ文句言いたいのに!
「ぷはぁ…。おまえ、さっきから好き放題すんじゃねーよ。つーか、おまえは本能に従いすぎだっつーの!高校生で性欲半端ねーの分かるけど、初対面からやりすぎなんだよ!やられる俺の身にも…」
「兄さん、好きです」
え?
あ、はあぁ?
ギャーギャー喚く俺の言葉など聞いてもない様子で、碧は俺を抱きしめるとそう言った。
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