4.

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バカやろ…、なんてことすんだよ… おかげで一気に… 「あ、あん!んっ、はぁっ!…あ、おい…」 「兄さん、俺、もう無理そう、です…」 「…っ、おれ、も…」 「じゃ、一緒にイきましょう」 そう言って、碧がスピードを上げると俺たちは同時に果てた。 「はぁ、はぁ、はぁ…」 やっちまった… 二人分のにまみれた手を見て、俺は項垂れた。 しかもあんな疑似セッ ○スでイかされるとは…。 変な声も出ちゃってたし…。 「…兄さん、どうでした?痛いことなんてしませんでしたよ?」 「そりゃ、痛くはなかったけど…」 「けど?まるで、セッ ○スしてるみたいでした?」 「はあ!?せ、セッ ○スみたいだったとか思ってねーし!」 「のわりには、可愛い声出てましたよ」 真っ赤になった俺をクスリと笑って、碧がイジワルく言う。 「か、可愛い声とか言うな!」 「クスッ。やっぱり兄さんは可愛いです」 「だから、可愛いとか言うッ!!」 睨むように見上げた俺の唇を、碧が塞いだ。 な、なんなんだよ、こいつはもう! 俺はまだまだ文句言いたいのに! 「ぷはぁ…。おまえ、さっきから好き放題すんじゃねーよ。つーか、おまえは本能に従いすぎだっつーの!高校生で性欲半端ねーの分かるけど、初対面からやりすぎなんだよ!やられる俺の身にも…」 「兄さん、好きです」 え? あ、はあぁ? ギャーギャー喚く俺の言葉など聞いてもない様子で、碧は俺を抱きしめるとそう言った。
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