676人が本棚に入れています
本棚に追加
「……ぉい、何してる?」
違和感を感じて掛け布団を目繰り上げると、潜り込んでいた碧と目が合った。
「あ、おかまいなく…」
そう言って、碧は手にしていた俺のスウェットの下を引きずり下ろそうと力を込めた。
「かまうわ!毎朝毎朝、おまえは何考えてんだ!」
もう二週間にもなるというのに、毎朝こんなことされる身にもなれ!
全然寝た気にならんわ!
つーか、アラームの必要性がなくなってきたわ!
「俺、日課にしてることはやらないと気が済まないタイプなんです」
「勝手に日課にすんな!」
「あれ?兄さん的には、まだ日課になってないんですか?でも素直で可愛いココはすでに日課になってるみたいですよ?こんなに立派なテントを張ってます」
「あんなぁ、これはただの生理現象だっつーの!」
「それでも元気一杯の兄さんを鎮めるにはこれが一番です。それともそんなの悟さんに見せつけるつもりですか?」
なっ!?
見せつけるって、そんなことあるわけねーだろ。
「どんな反応するのか見たいんですか?」
反応って、そんなの考えたこともねー…
「…想像しましたね、兄さん?一段と大きくなりましたよ?もうただの生理現象じゃなくて、エロいこと考えてますよね?」
そう言った碧は、いつの間にか俺のを手にしていた。
「では、いただきます」
そしてそれを口に含もうとした瞬間、俺は碧の顔を思いきり踏んづけていた。
最初のコメントを投稿しよう!