ラブレター

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それでもあなたは、いつまでもどこまでも僕を追いかけてきて。 ついに抱き上げられた腕の中。 お母さんみたいな温かさに、僕はまたびっくりしてしまいました。 『にゃんこ、おなかすいた?』 腕の中でおとなしくなった僕に尋ね、あなたはポケットをごそごそ。 はい、と差し出されたのは、カチカチのパン。 試しに舐めてみても、ちっとも美味しくありませんでした。 『にゃんこのママ、いないの? あたしがママになってあげようか? パパとママがあたしをみつけてくれたら、おうちでかっていいか、きいてみるね!』 僕が舐めたパンをかじりながら、あなたはそう言ってニッコリ笑ってくれましたね。image=486283024.jpg
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