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その後、あなたは無事、お父さんとお母さんに見つけてもらえたけれど。
僕のお母さんは、僕を見つけてはくれませんでした。
けれど、僕は幸せです。
小さなあなたが僕のママになってくれたから。
それから僕らは、毎日一緒。
くつろぐ時も、眠る時も。
僕が時々、狩った獲物をプレゼントすると、なぜかあなたはプンプン怒りましたね。
なぜ怒られたのか、未だに分かりません。
あなたがあなたのお父さんやお母さんに叱られている時、牙や爪を出す訳にはいかなかったけれど。
一人で泣いているあなたに寄り添って、慰めてあげる事はできました。
そんなあなたの泣き顔も、怒った顔も、全部好きです。
何よりも、嬉しそうに笑っている顔が大好きでした。
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