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「口の利き方を教えてやろうか?」 「やめて……」 痛いほど頬を掴まれ 僕は狙われた草食獣のように視線を逸らす。 「それとも――もっと有効な使い方?」 「ん……」 濡れたシャツを貼り付けたまま 上下する胸が一段と王様を焚きつける。 「いい格好だな?物欲しげな飾りまで透けて見える」 「やだっ……」
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