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「それで?バスタブに蹴落とされる覚えはない?」 わざとらしいくらい優しい声音。 「ひどいよ、制服のままなのに……」 答えずにしらばっくれていると 「俺のいない間に客人に何した?」 もともと気の長い方じゃない。 すぐに痺れを切らして 水の滴るネクタイを掴み上げる。
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