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「まず、誰がリーダーをやる?それと副リーダーも決めなきゃな!」
「もうリーダーは陸でいいんじゃね?」
山崎君の言葉に佐伯君が反応を返す。
私も山崎君がリーダーになれば安心だと思う。
「私も陸がリーダーになれば安心だと思う。」
萌絵ちゃんも佐伯君に同意する。
「え~じゃあ、俺やるけど・・・どうなっても知らないよ!?」
おどけた感じの山崎君にみんな、いいよいいよ!と笑う。
「じゃあ、リーダーは俺がやります。副リーダーは?」
んー・・・とみんなが顔を見合わせる。
「じゃあ、私やるよ。」
はい、と萌絵ちゃんが手を上げる。
「今井が副リーダーでいい?」
みんなが頷く。
「じゃあ、そういうことで」
山崎君が配られた紙に名前を書いていく。
綺麗な字を書くんだなぁ・・・
「よし!じゃあ次は晩御飯だな。あ、カレーなんだっけ?」
みんなが萌絵ちゃんを見る。
「えっ?ぷっ、あははは!あんなの冗談だよ!」
冗談だったのか萌絵ちゃん・・・
みんなが冗談かよ!と笑う。
「というか・・・みんな料理はできる感じですか?私は・・・できないので力になれるかどうか・・・」
千春ちゃんが自信なさ気に言う。
「あ!料理なら香澄ができるからなんとかなるよ!」
えぇー!?何言ってるの萌絵ちゃん!!
「萌絵ちゃん何言ってるの!?そんなたいしたものできないってば!」
「お弁当作れるくせに何言ってるの。」
う・・・それを言われると・・・
確かに料理好きだし作るけどさ、そんなたいしたものは本当に作れないんだってばー!
「大丈夫、香澄の料理は美味しいから!絶対みんな気に入るよ!」
「それは楽しみだなぁ。ってことで小森さん、色々サポート頼めるかな?」
山崎君が申し訳なさそうに私を見る。
なんだか、滅茶苦茶期待されてる気が・・・
でも、せっかくみんなの役に立てるなら。
「わかった。でも、本当にたいしたものは作れないから期待はしないで。」
「大丈夫、俺らもサポートするし!」
「お前料理できないだろ・・・」
私の言葉に佐伯君が笑って、佐伯君の言葉に小石川君が突っ込む。そしてみんなが笑う。
みんなが笑ってくれたことに内心ホッとする。
あまり人と話すのが上手じゃない私だけど、このメンバーだと2日間楽しく過ごせそう。
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