沢山の虚勢と少しの本音

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どれほどの時間 気を失っていたのだろうか、意識を取り戻した脳が瞳を開けと伝達すると不鮮明な視界が光と共に晴れてゆく そこには見慣れた俺の部屋の天井が広がっていた   あー・・・っと・・・・・・。 俺はどうしてたんだっけ・・・? 確かセリーヌが良い酒が手に入ったから飲もうと尋ねて来て一緒に飲んでたんだよな? んで 確かその後にニコライも来たんだったな、あぁ!そうだ!それでアイツがまた変な事言い出して、あぁいった時のセリーヌは悪乗りするんだよな・・・んで 弄ぶだけ俺で遊んでったのか・・・ 吐き出すように漏れた「全く・・・あいつ等は・・・」と言う言葉が虚しく生まれては消えた セリーヌやニコライの悪戯には散々あってきたのでアイツ等に関しちゃ 半ば諦めに似た所があるんだが・・・ 最近ではその悪影響が銀炉まで蝕んで俺の頭痛の種を増やしてくれる始末だからな・・・ このままじゃ コガネの救済が間に合わない間に俺が召されかねない・・・ ・・・なんとかしねぇとな
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