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はるくんがブレーキを握ると、キキーッという大きな音がした。
「セー…フ?」
まだ校門は新入生で賑わっている。
「あっ、あそこにクラス表あるみたい!」
特に人が多い一帯を指さした。
*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*
「…あ、俺A組だな」
「えっ、待って待って!」
A組から順番に名前を辿っていく。
ない。……次は、B組。
B組もない……C組は?
「雪野美緒……雪野美、」
自分の名前を連呼しながら探していくと、
「 えっ…? 」
伊澄景斗。
その名前を、見つけてしまった。
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