39人が本棚に入れています
本棚に追加
「かれん?」
一体どんな答えを期待していたのか。
さっきまで恥ずかしがって困った表情を見せていたかれんが、覚悟を決めたかのように正面から俺を見据える。
慌てて彼女の瞳を覗き込んだ瞬間、かれんの両腕が俺の首に回って。
くんっと強く引き寄せられた。
「……ちょ、か、かれんっ?!」
彼女からの、キス。
熱く甘い夜風が舞う。
「私も一緒に居るだけで、初めての連続だよ……」
頬を染めたかれんが、真っ直ぐに俺を見上げて微笑んで。
そして柔らかな口唇からこぼれ落ちた、魔法の言葉。
「“柊哉”の事が好き、過ぎて」
→→→15話へ coming soon……!
最初のコメントを投稿しよう!