夜の吐息と魔法の言葉

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「かれん?」 一体どんな答えを期待していたのか。 さっきまで恥ずかしがって困った表情を見せていたかれんが、覚悟を決めたかのように正面から俺を見据える。 慌てて彼女の瞳を覗き込んだ瞬間、かれんの両腕が俺の首に回って。 くんっと強く引き寄せられた。 「……ちょ、か、かれんっ?!」 彼女からの、キス。 熱く甘い夜風が舞う。 「私も一緒に居るだけで、初めての連続だよ……」 頬を染めたかれんが、真っ直ぐに俺を見上げて微笑んで。 そして柔らかな口唇からこぼれ落ちた、魔法の言葉。 「“柊哉”の事が好き、過ぎて」 →→→15話へ coming soon……!
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