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次の日
私は大学へむかっていた。
その時、
「すいません」
「はい?」
私は自転車を止めた。
男の人だ。髪は焦げ茶色、顔は綺麗で身長も高い。
「昨日は突然失礼しました。俺は輝(ひかる)と申します」
「は…はあ…」
昨日ということは、あの男の人の仲間のようだ。輝さんは私に一礼する。
「ズバリ聞きます。俺のこと覚えてますか?」
知らない人なのに…何言ってるんだろう…
「いえ、覚えてません。誰か勘違いしているのではありませんか?」
私ははっきりと答えた。
「勘違いでは…ないです…やはり記憶を無くしているのですね」
「記憶をなくす??」
また訳のわからないことを…
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