27人が本棚に入れています
本棚に追加
/592ページ
「あいー!」
彩子だ。
自転車で後ろからくる。
「この人は?」
彩子は私の横に自転車をとめて、尋ねた。
「初めまして。輝と申します。昨日はうちの奴が失礼しました」
「昨日…?うちの奴?
まさか昨日の人の知り合い!?」
彩子はびっくりして、声がおおきくなる。
「私を探しに来たと言ってるの」
「どういうことですか?」
彩子は私と輝さんを交互に見ながら再度尋ねた
「本人にしか言えないのです。申し訳ありません」
輝さんは、彩子に軽く頭を下げた
「なんだか訳ありのようですね」
とは言ったものの、一体何を隠してるんだろう?怪しすぎる。
最初のコメントを投稿しよう!