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万が一、その国の人と結婚し、
ずっとその国に住むことになれば、
当然、社会の一員となり、
地域住民と接していくことになる。
その地で生を、まっとうすることに
なるかもしれない。
母国を遠く離れてだ。
その国への、尽きせぬ興味と
愛の力で、
シアワセな国際結婚を
成立させていくのだろう。
「国際結婚」という言葉が、
なぜか今、化石のように聞こえる。
グローバル化のせい?
混血、あいのこ、
そんな言葉はとっくに
死語になっている。
国境が壁ではなく
扉となってきたのだろうか。
そうだとしたら、
これはいいことかもしれない。
9.国籍を越えて
ハンスさんはかつて私にこう言った。
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