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「へぇ、考え方が他の人と違って、益々気に入りそうだよ。」
高砂先輩と思われる人は、さっきよりも目が鋭くなった。
「すごいね。僕は、この子の考え方が怖いな。」
「怖いですか?では。」
「待ちなって。」
話に飽きたので、帰ろうとすると引き留められる。
話が長すぎる。
「まだ何か?」
「明日、僕たちが休みっていうの、知ってるよね?」
「えぇ、私は学校ですけど。先輩たちの開校記念日ですね。」
「そうなんだよ。そこで、君に頼みがあるんだ。」
言われなくても、頼みぐらい想像できる。
「菓子を作れと?」
「話が早くて助かるよ。お願いできるかな?」
「いいですよ。」
「承諾早や!いいのかよ。」
「作るだけですからね。別に、苦ではありません。」
「本当に、いろいろ凄い。」
「買い物今から行くんで、作って欲しいものを言ってください。」
私が買い物行こうと、一歩踏み出そうとしたのだが。
「その必要はない。」
なぜか、否定される。
「はぁ?」
意味が分からない。
では、いったいどうすればいいのだろうか?
「当日に作ってもらうからな。」
ますます意味が分からない。
私は明日学校があるのだ。
できるはずがない。
「何言ってるんですか?そんなことできるはずない。」
「できるよ。結季が学校を休めばね。」
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