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雰囲気が変わった。
さっきのようなふざけたものじゃなくて、真剣っていうかなんというか。
本当に嫌いのようだ。
ちょっと怒っているようにも見える。
「それより。」
「?」
「もう、逃げようとしないの?ついちゃったけど?」
「あっ!た、確かに。」
私は、先輩と話している間に玄関に着いていた。
先輩はそこで靴を脱がずに入っていった。
ここは海外ですか?
ていうか、そんなことはどうでも良かった。
普段は男子校なので、女子禁制なので入ることは許されない。
見た目は私の学校と変わりないのだが、内装が豪華すぎる。
廊下には、きれいな赤いじゅうたんが敷かれ、壁は真っ白でどこもかしこもピカピカ。
ここは、どこですか?
ここは、学校ですか?
心の中で質問する。先輩に言っても何にもならないだろうし、思うだけにしておこう。
「着いたよ。」
先輩にしばらく抱かれていた私は、ある部屋の前で降ろされた。
「あの?」
「まぁ、入ればわかるからさ。」
ガラッと、扉を開けた。
すると、先輩たちのクラスメート?
と思われる人がいた。
先輩に入れと、促されたので仕方なく入る。
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