第1章

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「・・・・・・・・・。」 小海の言ってた通りだったのか。 私はいいのだが、小海が異常に怒っていた。 先輩も思い出して、怒っているようだった。 こぶしを作り、震えている。 「衝撃的だったんだ。結季は学校でそんなこと言われてんだって。今まで、探ろうとしなかったのがいけなかった。まさか、作っているのが結季だって思わなくて・・。」 「大丈夫ですよ。知ってましたから、知ってた上で作っていたんですからね。」 私の一言に驚いたのか、急に私の肩をつかんで顔が近づいてきた。 「?どうしたんです?」 「知ってた、のか?」 再度聞いてきたので、私は不思議でしょうがなかった。 「はい、それが何か?」 ドンッ! 「「「・・・・っ!?」」」 突然、先輩は黒板を思いっきり殴った。 私だけではない。クラスにいた人全員が驚いた。 「なんで、何も言わないんだ?やっぱり、悲しい人だと思うからか?」 「せん、ぱい?」 「どうなんだ?実際のところは。」 「・・・・・・・。なんて、言うんですかね・・・。人間が、嫌いなんです。もちろん、自分だって一緒ですよ?だから、私は他人のことが嫌いになれないんです。」 意味が分からないと思うが、そうなのだ。 「分からないと、思います。最初から理解してと、思ってないですから。私がたとえ殺されたとしても、その人のことを恨まないと思うくらいなんです。」
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