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「これで何人の男子が残念がることだか」
「なんで?」
「愛莉知らないの?クラスの男子が可愛いって言ってるの」
「あぁ。なんとなく知ってた。けど、子供には興味無いから気づかないふりしてるの。」
小悪魔確定
でも恋愛に臆病な私には強い味方かもしれない
「私、恋愛に臆病なのよね。」
「たとえば?」
「好きになった人とは話せない。告白しない。して断られたら気まずくなるのが嫌だ。だったらいっその事気持ちを伝えないでいようって思ってる」
「ふぅん。なつは自分に自信がないんだ?」
むっとしたけど当たってる・・・
黙ったままの私に愛莉は続けた
「だったら今の自分を変えればいいんだよ。」
「そんな簡単に言われても・・」
「そりゃ簡単じゃないかもだけど、女の子の特権を使えば魔法にかかったみたいにかわれるかもよ?」
「どうすりゃいいの」
愛莉は不敵な笑みを浮かべた
「今度の週末暇?」
「バイト休みだけど。」
「だったら実行しよう!9時にいつもの駅集合ね!」
「うっうん。」
半ば愛莉の勢いに流されて約束をした
・・・・・・・・・・・・・
走り出した私の気持ち
それも急発進で
恋は盲目って聞いたことがある
本当にその通りだと思う
周りをよく見てないと事故を起こす
この恋をした時から私の運命は決まっていたのかもしれない
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