第1章

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「これで何人の男子が残念がることだか」 「なんで?」 「愛莉知らないの?クラスの男子が可愛いって言ってるの」 「あぁ。なんとなく知ってた。けど、子供には興味無いから気づかないふりしてるの。」 小悪魔確定 でも恋愛に臆病な私には強い味方かもしれない 「私、恋愛に臆病なのよね。」 「たとえば?」 「好きになった人とは話せない。告白しない。して断られたら気まずくなるのが嫌だ。だったらいっその事気持ちを伝えないでいようって思ってる」 「ふぅん。なつは自分に自信がないんだ?」 むっとしたけど当たってる・・・ 黙ったままの私に愛莉は続けた 「だったら今の自分を変えればいいんだよ。」 「そんな簡単に言われても・・」 「そりゃ簡単じゃないかもだけど、女の子の特権を使えば魔法にかかったみたいにかわれるかもよ?」 「どうすりゃいいの」 愛莉は不敵な笑みを浮かべた 「今度の週末暇?」 「バイト休みだけど。」 「だったら実行しよう!9時にいつもの駅集合ね!」 「うっうん。」 半ば愛莉の勢いに流されて約束をした ・・・・・・・・・・・・・ 走り出した私の気持ち それも急発進で 恋は盲目って聞いたことがある 本当にその通りだと思う 周りをよく見てないと事故を起こす この恋をした時から私の運命は決まっていたのかもしれない
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