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★魔法使い愛莉ぃ
ピピピピ!ピピピピ!ピピピピ!ピピ・・・
眠い目を擦りながら携帯のアラームを切る
背伸びを一つ
休みなのになんでこんなに早起きしなくちゃいけないの・・・
今日は愛莉と約束した日曜日だ
あの日、愛莉が浮かべた不敵な笑みが気になる
何をするつもりなんだ・・・
目的が分からん
しぶしぶとベットから起き上がり支度を始めた
クローゼットを開けて服を選ぶ
選ぶといっても持っている服は少ない
同じような服ばかりだ
オシャレに興味がないわけではない
ただ、流行を追いかけるのがめんどくさいし自分にはどんなファッションが似合うかがよくわからない
一言でいえば
めんどくさがり
ジーンズに大き目のTシャツそれにスニーカー
動きやすいし
これでいっか
少し寝ぐせのついた髪の毛をさっと櫛で梳かして後ろで一つに結ぶ
はい。準備完了
家を出て愛莉との待ち合わせ場所へと急いだ
・・・・・・・
いつもの待ち合わせ場所
学校帰りに時々愛莉と寄り道する駅
私が着いた時には愛莉はすでに待っていた
「ごめーん!待った?」
「10分前に来たこと」
「・・・・なに?」
愛莉が私を上から下へと視線を移す
「なるほどねぇ。」
「なによ。来た早々」
「今日は私(わたくし)愛莉が、なつをプロデュースしちゃいまぁ~す!」
「は?」
「言ったでしょ。今の自分を変えないとって」
「何する気・・・?」
怪訝な顔をした私とは逆に楽しそうな笑みを浮かべる愛莉
なんなんだ一体!
「なつってさぁ、自分磨きしてる?」
「自分磨き?」
「そ。お肌の手入れしたり、美容院いったり。まぁ、オシャレはしてなさそうだけど?」
ずけずけとものを言ってくれるは
この小悪魔
「めんどくさいからしてない。」
「やっぱり・・・」
今度はうなだれた
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