ギルドと言ったら大体皆妖精の尻尾とかモン○ンを連想させる

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「クロウリーガス?何、ゼシカの故郷?」 「それはリーザス村。しかも似てないんだけどそれ」 あれから数分後。貰った能力が一通り使えるかを適当に試した後、俺達は王国へ向かうために検索で地図を出しながら森を歩いていた。 幸いな?事に今の今まで魔物に出くわす事はなく、後少しで王国の門にたどり着けそうだった。要するに順調なのである。 「城下町に着いたらどうする?」 「そりゃアレでしょ?創造使えるけど本物のお金は持ってないんだしギルド登録した方が良くないかな」 「なんかめんどくさそうなフラグ立ちそうだなぁ……蒼輝とか蒼輝とか蒼輝とか居るし」 「さらりと俺をトラブルメーカー扱いすんのやめてくんない?」 心に少しグサリと突き刺さるがきっとこれは気のせいだろう。確かに前世では頻繁に不良に絡まれたりその時助けた女の子に惚れられたりしたがこれは気のせいのはずだ。 あれ、気のせいなのかこれ。 少し不憫な気持ちになったが、それは無情にも、突如感じた嫌な気配にかき消されたのだった。 「……ね、今さ、変な気配しなかった?」 どうやら同じ気配を感じ取ったらしい桃花が原因と思われる方向を向きながら言う。ついでにジト目でこちらを見られた。 「……えっ、まさか原因俺?」 「……いや、一瞬そう思ったけど今のフラグは多分さっきの私の発言からだと思う。ごめん取り敢えず気配の発信元行くから付き合って」 何故だろうか、腑に落ちない。
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