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人生とは何が起こるのかわからない。そう私が実感したのは、ただ白い空間の中、隣に佇む幼馴染みとほぼ同時のタイミングだったと思う。
「桃花さん、蒼輝さん、本当に申し訳ありません。こちらのミスでこんな事になってしまい……」
そう私達に向かって深く頭を下げたのは、黒目でロングヘアーの黒髪が特徴の、純白のドレスを着用している女性だった。
一見、日本人モデルにいそうな見た目を持つ彼女だが、彼女の正体は所謂私達から見て神と呼ばれる存在なのだとか。
何バカなことを、と思うかもしれないのだけれど、彼女は地に足がついてはいなかったのだ。
先程までは手品なのかとも思っていたのだが、その割には姿勢が良すぎる。それに見覚えのないどころか、明らかに現世にあるものではないとわかる謎の白い空間に私達がいる、と言うことは恐らく彼女は本物の神様なのだろう。
そもそも、何故平凡な生まれである私達がこんな所にいるのかを説明すると、話は少し前に遡る――
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