第1章

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ルナは帰るための術を発動した。真上に大きな魔方陣。 金色の光りに手をかざすと、水色に変わった。 そして魔方陣が円形の門になった。妖精の世界につながる門。 ルナは最後にジェシカを見た。幸せそうに眠るジェシカ。 お菓子は食べきれなかった。クッキーを1瓶だけ貰っていくね。と、ルナは小瓶を抱えて門に入り帰っていった。 ――― 懐かしい世界が目の前にあった。 緑の楽園。妖精の世界。 帰ってきたんだ…。 ルナはギュッと小瓶を引き寄せた。 そして遠い世界の、もう居ない…大切な友を思った。
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