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ルナは帰るための術を発動した。真上に大きな魔方陣。
金色の光りに手をかざすと、水色に変わった。
そして魔方陣が円形の門になった。妖精の世界につながる門。
ルナは最後にジェシカを見た。幸せそうに眠るジェシカ。
お菓子は食べきれなかった。クッキーを1瓶だけ貰っていくね。と、ルナは小瓶を抱えて門に入り帰っていった。
―――
懐かしい世界が目の前にあった。
緑の楽園。妖精の世界。
帰ってきたんだ…。
ルナはギュッと小瓶を引き寄せた。
そして遠い世界の、もう居ない…大切な友を思った。
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