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「怖いんだ……僕は……あなたを……」 いつもなら すぐに怒鳴り出す唇。 痛いほど噛みしめて 今は辛抱強く待っている。 「だから……あなたのこと……」 切り出せない。 何度も身体を重ねているのに。 たった一言が――。
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