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「この中に接客に必要な道具が入っています。
お仕事の時は必ずこれを持っていって下さい。
これは紅愛さん専用のものなので、衛生管理やメンテナンスもご自分でお願いします。」
手渡されたバッグはとても重く、薄いナイロンの生地越しに感じるのは凸凹のある機械といくつかの箱。
この中にあるものを使って、今後私は接客をこなしていく。
「では、行きましょうか?」
ジョーは昨日と同じように、私よりも一歩先に出て玄関のドアを開けてくれた。
私が部屋から出ると、彼は私の横に並び歩く速さを合わせて前に進んで行く。
「今日はよろしくお願いします。」
「はい。こちらこそ・・・。」
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