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当然だけど、全てが業務的。 私はジョーに言われた通り、肩甲骨まで伸びた髪の毛をシュシュで纏めて後頭部に結わえた。 「準備はいいですか?」 「はい・・・。」 なんだか気分が盛り上がらない。 “仕事”だという事はわかっているし、以前も“チャットレディー”として疑似セックスを体験してきたはずだ。 なのに今は、ムードのない形式張ったこのやりとりがとても不快で・・・。 「体、洗ってもらえますか?」 ジョーの催促に苛立ちを覚える。 しかし彼は私の指導者だ。 今は黙ってジョーの指示に従うしかない。
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