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自分がハタチの時の事を思い出してみる。 まだ大学生だった私。 4年制大学に通い、福祉関係の仕事を目指して奮闘していたあの頃。 障がい者更生施設や児童養護施設、保育園なんかにも実習に行った。 老人や子ども、障がい者のために尽力したい。 その気持ちだけで勉学に励み、恵まれた環境で少しずつ成長を遂げてきた。 だけどまだ学生の身故、少なからず親や親戚からの援助を必要としていた私。 “学生”というぬるま湯の中で生きていた私に比べれば、ジョーのように若くしてこんな特殊な仕事に就いている人の方がとても立派であるように感じる。
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