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「でも、ジョーはすごいよ! まだハタチなのに、こんなにもしっかりしてる。 どんな仕事をしていたって、立派に働いている人はカッコイイんだよ?」 私なりの励まし。 ぬるま湯に浸かっていた私は、若くして苦労しているであろう彼に気の利いた言葉は掛けてあげられないけど・・・。 「美月さん・・・、ありがとう。」 ジョーの表情に明るさが戻る。 それと同時に安堵した私。 ほんのわずかだけど、私たちの距離がなんとなく近くなったような気がする。
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