第1章

2/2
0人が本棚に入れています
本棚に追加
/2ページ
 戦争の歴史は、男女の揉め事と同じである。  まずは論戦がある。  だが、それが感情論を伴う精神戦へ移行する。 結果として一旦は休戦したりもするのだが  解決されていない外交的政は、畢竟、諸君らも 規模の大小を問わず、全く無関係、無分別な場面において 奇襲攻撃として再起動される。  仮に相手側の言い分を考慮して、それが奇襲でなかったとしても 当方に奇襲がいつぞやくるかという、 その緊張感が足りなかったのは事実ではある。  時に短期、否、短気決戦とでも呼ぶべきか。 それは物理攻撃を持って、開戦される。  戦力差がほぼ役に立たないという点でのみ 戦争よりも、男女間の迎撃の方が平等であろう。  しかし、榴弾つまりはグレネード弾のように 命中後に、その本来の威力を発揮する武器は 男女間でも、使用を制限できる条約を希望したい。  唐辛子と酢を原料にしたパスタではお馴染みの タバスコは、2日経っても涙がこぼれ、眼が沁みる。  でも彼女の痛みは私にとって1週間も沁みて 涙する事になった。ひたすらの無言外交制裁とか ああ、もう悪かったってば。ごめんなさい。  これを敗戦と胡椒、否、呼称する。
/2ページ

最初のコメントを投稿しよう!