第一生

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「折れず、曲がらず、良く斬れる黒柳鉄鋼の刀を……!!貴様は破門じゃぁぁぁぁ!!!」 蛯名はブチ切れた。 実の娘に勘当状を叩きつけ、死んでしまえと吐き捨てた。 「見損なったわ龍子!!あなたの様な粗悪で粗雑な娘はこの黒柳家には要りません、全く持って汚らわしい!!!死んでおしまいなさい!!」 鉄虎はほぼ父と同じ事を言ってのけた。 兜割りの儀式は中断となり、龍子は道場から追放されたのだった。
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