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「兄さん、泳がないの?」
夏休み残り一ヶ月、修行をしていたメンバーはラーナの家の別荘に来ており、更にその近くの海水浴場に来ていた。
「んー?ルシファーといるからいいよ」
シートやパラソルを使って避暑地を作った場所には水着姿の天神とルシファー、それと泳いでいたルリがいた。
それ以外のメンバーは未だに泳いでいたりしている。
ルシファーは天神に抱き付いており、一向に放す気配が無い。何でも修行中にあまり構ってもらえなかったかららしく、天神も別に良いけど、と言うことでずっとこの状態であった。
「ルシファーは泳がないのか?」
「そうですね、泳ぐのが嫌いな訳でも泳げない訳でも無いんですよ。ただ、海水って髪が傷むじゃないですか。それで何だか……」
「それだったら泳ぎ終わったら直ぐに処置を施せば大丈夫な筈だぞ」
「あ、そうでしたか。じゃあ泳ぎましょうよ、リュウさん」
「お、そうかじゃあ泳ぐか」
「私は暫く休憩してるからねー」
そうして天神とルシファーは海の方に歩いて行った。
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