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私は最初から視認できないからに他ならない。
ほぼ透明な筆者と、常に現在を獲得する読者。
筆者からすれば、読者もほぼ透明なので色々想像する。
それが、どれほどに透明感に涼しい貴方であっても。
それでも、この駄文も必ず終る。
終り方は単純明快だ。
カードを配られ、めくり、交換を選択し、めくり、文章を追加するか終える。
この中ではカードは、必ずめくられる。
めくられない場合、一行目に書き記した「文字」のようになる。
ゲームのようにコールし、ショーダウンする事で
読者も、同時に筆者もテーブルから解放される。
はずなんだが、やはり小説なのだ。
この文章の野郎のことだ。
何せ「即興小説トレーニング」に参加した以上は
ゲームする為にテーブルにつくのは、小説の執筆だ。
小説も才能があればチェンジするカードだけで
高給取りと呼べる人気作家になる人もいても、別におかしくはないし
それでありながら、ほとんど透明な作家かもしれない。
だがカードはめくられているのではないか?
そのように想像する。
こんなカードのめくり方じゃ「おはなし」にも
ならないわけだけれど。
ショーダウン。
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