第二話 蛙侍とトキシラズ

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「せいっ!せいっ!」 真源(しんげん)空手道場に通う生徒たちが正拳突きの練習をしていた。 生徒たちの視線の先は、指導者のあすみの胸に注がれていた。 突きを一つするたびに ぶるん、 ぷるん、 ぶるん ぷるんと揺れが起こってる。 それは道着の上からでもあきらかであった。 「そこ!よそ見をしない!」 正拳突きをしながらあすみが怒鳴る。 あすみは自分の胸に注目が集まっていることに気づいていない。 これがさらに時間が経つと道着が乱れ始め、 谷間も見え出すという特典つきだった。
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