第二話 蛙侍とトキシラズ

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「このタイミングでか……お腹空いたよ」 あすみが膝に手をつき言う。 「仕方がない。仕事だ。 クリーチャーさんのお出ましだ」 「クリーチャーって悪魔や妖怪よりも数が少ないはずよね。 ここにいるとやっぱ出くわす頻度は多いよね」 「ここはかけこみ寺でもあるからな。 警察じゃ解決できない事件を請け負うのが俺たちの仕事さ」 「仕事ね。 なら、しっかり稼がせてもらおうかしら」 「しかも、サウザーのあの鳴き方、 今回は、クリーチャー本人様のおでましかもしれない」
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