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「さて、プリキュアショーが終わったらだ。
我々は教師どもが中止を宣言する前に一斉に行儀良く席につく。もちろん仮面ライダーもだ。
一切の私語を禁ずる。
そうすると、あまりに目の前で突飛な事が起こりすぎて思考の停止している奴らは、どうあってもそのまま進行せざるを得なくなるだろう。
なぁに心配ない。もし中止とでも言おうとしようものなら親から『早くしろ!早くしろ!』の大合唱が出る手筈だ。同時に和太鼓も鳴るがな。
そうすると次は、なんだ。会長。」
「国家斉唱ですね」
「日の丸のかわりに花丸が掲揚されて、
君が代のかわりにきみまろの漫談が流れる手筈になっている。
そこはスルーだ。」
「では、その次は校長の式辞です。
これに関しては私に案があります。」
「言って見ろ」
「はい。
どうせあのソーラレイは紙に書いてあることしか読み上げませんから、
私が相応しくファンキーなものにすり替えておきます。
ですから、皆さんはタイミングを見計らって『ハイッ!』と元気よく返事をしてあげてください。それだけで結構です。」
「期待しているぞ副会長」
「任せてください。」
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