第1章

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 ON AIR  今晩は午前0時を過ぎました。 夜更かしを堪能されている方、勉強に励んでいらっしゃる方。 他にも皆様、いかがお過ごしでしょうか。風呂助です。  最近は涼しい物が、美味しい季節になってきました。 私も先日、冷やし丼に挑戦してみました。  鰹出汁と塩、それに日本酒とお醤油を少々。 全体的に薄味めにして、冷やしておきます。 もずくに胡瓜の塩揉みしたのを、刻んで用意したら 麦飯をザルでサラっと洗って丼に盛ります。 白胡麻を振ってから、冷やしておいた出汁をかけます。 茗荷なども合いますよ。是非、お試しを。  それでは今夜も「FM風呂助」いってみましょう。 プレゼンツ、バイ、バスタブ。 <CM>  では最初のお葉書です。 東京都の杉田の大将さん。より。 「風呂助さん今晩は。」  こんばんは。 「私はとても怖い話や怪談なんかが大嫌いです。 テレビでホラー映画をやっていても直ぐに消しますし 夜遅くに帰宅する道が、暗いのも怖くて自転車を降りて 音楽を聴きながら帰る事も多く、寝る時も何か音がする度に 気になって寝付けません。どうしたら怖がりをなおせるでしょうか。」  という事だそうで。一番の解決は…え? (構成作家さんが何か指示してる。)  フハハハハ!それは酒ですね! まぁお酒で酔っちゃえばお化けも鬼も怖くないかもしれませんが 明日の朝が怖いですね。  でも、怖がりな人ほど、色々気になってしまうというのも聞きます。 何でもない、気にならない人にとっては 全く平気なのでしょうけれど、気になってしまうと もう気が気ではいられないって方も多いのでは?  例えば、お化け屋敷。 怖い人にとってはお金を払ってまで 入りたくなんか絶対無い。 そう思われる方も、いるのでは? ホラー映画でも同じですが お金を払ってまで。という所が肝心かもしれません。  逆にお金を払って入ったお化け屋敷が、全く怖くなかったら? 損をしたと思うのでしょうか、ホッとするのでしょうか。 お金を払ってないからこそ、怖さを楽しく満喫できない。 そんな考え方もあるかもしれません。  だとしたら、その場合は怖いままでいいのかもしれません。  まだ私が学生の頃です。東京の乃木坂に近い、 星条旗新聞社から程近いダイニングでアルバイトを していたのですが、すぐ側に有名な青山霊園があります。 実際の所、霊園はとても広く、中央をタクシーが通過するので
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