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誰もが一度は経験すると思う
身が竦む思い
世の中にはいつだって理不尽なことがある
その一つ、自分よりも強者に迫られたとき
自分自身、仲間が出来、切磋琢磨してきていたはずだ
しかし、足りない
何もかも足りない
なにが足りない?
実力はもちろんなことだが、それだけではないのがわかった
次々と倒れる
気がついたら地面と一体化していた
でも立ち上がる
地面が別の色に染まる
諦められない
退けないものがある
ここで退けば失う物がある
一度失えば、なにもかも……
今まで築き上げてきたものが無くなる
それだけは本能的にわかる
だから、立つ
それは相棒もそうだった
自然と視線が合う
意思は折れない
体が動く限り、立ち上がる
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