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トラブルも無くマナーも良く、美人な姫は当初から「入り口から遠くてあまり人が通らない部屋」を希望した為に姫は毎回4号室に入る事になる。
もし4号室が運悪く空いて なければ帰るか、空くまで待つ程だった。スタッフはその拘りに首を傾げたが、秘密を知るのは只一人…
4号室だけだった。沢山の客を見てきた神は姫が類いまれ無い音痴で、歌好きな事 を知っていた。 彼女自身が音痴の自覚が有る為に、人目を避ける様に4号室に入る。次々に歌うが軒並み音が外れているし、頑張って歌う顔はキレイだが…酷かった…
でも4号室は姫の事が好きだった。酒も飲ます、一人で楽し げに歌う彼女からは温かい感情が溢れていて、神も楽しくなるのだ。 とある日に…異変が起こった。 姫が知らない男性と夜に来店したのだ。姫の姿を見て、高揚した神だったが、後ろから共に入室した 男に不快になる… 何より男から漂う匂いがダメなタイプだと分かるのだ。姫は珍しくお酒に酔っている。神は嫌な予感に包まれた。姫はメニューを見て、お酒やつまみを注文すると、男と談笑を始める。
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