第1章

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第1章

 曾祖母を思い出すとこの話を思い出す。  「お米には八十八人の神さまが居るんだよ~!」  曾祖母の言葉はたぶん、理解しなかっただろう。  その時、私は2~3才だったから。  再び聞いた覚えがある。「どうして?」と、 「米の字を見てごらん! 八十八のもじがかくれてるだろう! だから、お米やご飯は大切に食べなさい!」と、
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